社会に出て働いていると、何かと忙しく感じることが多いと思います。
それが競争社会であればなおさらです。
私は以前研究者として働いていました。
当時はどうやって成果を出して次の仕事へつなげるか、常に考えていました。
そうしていかないと先に進めない!と信じていたところもあります。
今は辛いけどここで頑張れば気持ちが楽になる!そう思って自分を追い込んでいって、
目標を達成した時にこう思いました。
「このためにこんなに頑張っていたの?」、嬉しさよりも虚しさが心に残りました。
この虚しい気持ちがどこから来るのか長い間模索した結果、
それがワークライフを中心とした生活からきているということにきづきました。
当時特に欠けていたのがセルフケアや自分が今どういう気分でいるかなど気持ちのメンテナンスで、
ワークライフばかりに偏った生活になっていました。
それは’競争社会での仕組みでそういう生活になった’だけではなくて、
自分の考えがいつの間にかそうプログラムされていたということもわかりました。
そしてそれが自分が無意識に抱えていた考えからもきていたのです。
私たちの気持ちや私たち自身は仕事やキャリアと同じくらい大切そして重要です。
両方のバランスを保つ事で、やりがいが生まれて、自身のポテンシャルが最大限に発揮できると私は信じています。
これは過去に週末出勤を迫ってきた当時の上司に伝えた言葉です。
私が以前研究者として働いていたところは、長い間職場にいる、週末出勤もする、という環境でした。
仕事以外にやることがある、そんなの当たり前。
人によって内容はそれぞれ、家族の世話、身の回りのこと、趣味などなど。
ここで私が一番大切にしているのは、その中に’自分の面倒をみる’という項目を入れること。
自分の面倒?と思っている方、優先順位的に自分の事は一番最後という方がほとんどなのではないでしょうか?
自分の面倒をみるという行為で私が一番大切にしている事は、
自分がどういう気持ちでいるか知る事です。
なんでそれが大事かって?
それは日々行っている選択を決断する時の大切な材料だからです。
私たちは日々選択を迫られて生きています。
今の状況は、その日その時自分で選んできた選択で成り立っています。
今日は何食べようかな?
何を着ようかな?
どの本を読もうかな?
自分の気持ちと長い間向き合わずに生活していると選択の仕方がぶれてきます。
そして「周りの人たちがそうしているから」とか「親にそうしろと言われたから」という理由で選択しているといつの間にか、
「なんでこんなことになっちゃったの!?」なんてことになりかねません!
自分の人生なのに他人の人生歩んでいるみたい、、、。
そうならないためにも、自分の気持ちを理解する事はとても大切なのです。
自分の気持ちを一番無視してしまいがちなのは仕事中が多いと思います。
「仕事だから仕方ない」よく聞くフレーズですよね。
そして仕事中心に持っているエネルギーのほとんどを使ってしまうと、自分と向き合う事も困難になってしまいます。
冒頭で言った言葉は、ただ単に休日出勤したくないから、残業したくないから伝えたわけではありません。
自分の面倒を見ることがそれほど私の中では大切なことだからです。
仕事をすることは大切、でも仕事だけしていればいいわけではないと思います。
プライベートと仕事のバランスをうまくとる事によって、より良い仕事、生活が送れるのではないでしょうか。
最初にも書きましたが、生き方は人それぞれ、ワークライフバランスのとりかたも変わってくると思います。
社会の中で決められたルールに基づいたワークライフバランスという枠にハマるのではなく、自分にあったワークライフバランスとは何か個々に見つける必要があると感じます。
自分にあったワークライフバランスを一緒に見つけてみませんか?
私は中学卒業してすぐ単身でイギリスへ留学しました。当時の私の話せる英語のレベルは`Hi, How are you?…’ ぐらい笑。
旅立つ前は、正直不安もたくさんありました。
うまくいかなかったらどうしよう?英語でコミニュケーションがうまくとれるような才能、私にある?仲良くできる友達はできるのかな?、、、
いよいよ出発の日も近づいてきて’もう行くしかない!’と腹で決心した時、日記の表紙にこう書きました。
’自分がやりたいと思ったのだから、
弱音ははかない。
負けない。
努力するべし。
後悔しないように、
頑張るべし。
あとはないから、
自分から行動を!受け身ではダメだ!’
振り返ってみると、これは自分自身を勇気付けるために書いた自分へのメッセージだったのですね。
自分自身をふるいただせる言葉がたくさん詰まっています。
今でも日記を読み返すと当時のことを思い出し、勇気づけられます。
留学中失敗したことも沢山ありました。
’失敗して転んでもなんとかまた自分を勇気づけて起き上がる’
その時学んだ大切な教えの一つだったと思います。
留学中に自分についてもたくさん学びました。
特に無意識に持っている感情や考え!
「私は〜だから、〜できない」、頭の中でよく聞こえるフレーズ笑
進学したい大学を選んでいる時「この大学は私には難しすぎるから、きっとムリだな」、
という考えを無意識に持っていました。だからトライするつもりも全くありませんでした。
その時、友達の母親から『やってみなければわからないじゃない?』と言われて、
試してもいないのにすでに諦めている自分に気がつきました。
希望していた大学にはなんとか進学・卒業する事もできました。
あの時、無意識に自分で自分の可能性を閉ざしていたのだと初めてきがつきました。
これらの経験から、勇気や自信を持つ事、自分の意識が今どこにあるか知る事の大切さを日々の生活の中で感じています。
そして新天地オーストラリアでの生活や、日本へ帰国してからの生活にとても役立っています。
人間忙しくなればなるほど、無意識に抱えている感情や考えで行動しがち、すなわちそれがデフォルト状態なのです。
でも、無意識に抱えている考えや感情で可能性を閉ざしていたらもったいないとは思いませんか?
今でも無意識に持っている感情、考えを自分の中で見つけます。
でもきづけたらこっちのもの、次に起こす行動の判断材料になってくれます!